サポート領域②健康経営
メンタルヘルスの予兆を正確に!
企業でメンタル疾患の休職者がわずか1名出ると、その直接的な損失額は422万円(内閣府調査)とされています。
例えば、メンタル疾患の従業員1名が病気で6か月の休職すると、その損失補てんには1億円余分に上げる必要があるという試算もあります。
実際には周囲への影響やプロジェクトの中止など、その何倍、何十倍以上もの損失になることも考えられます。
仮に従業員数5,000人の企業が、全員に睡眠検査を実施したとしても1億円ものコストはかかりません。
メンタル疾患予備軍を発見できれば、膨大な損失を未然にくい止めることも可能なのです。
2015年12月より、労働安全衛生法の一部が改正され、ストレスチェックが義務化されました。
このストレスチェックはアンケートが中心となっています。
より正確にメンタル疾患の予兆を発見できるのが睡眠測定です。
ストレスと不眠は相関関係が高いことが実証されており、秋田大学医学部精神科の清水徹男教授によると、うつなどの精神疾患患者の9割以上に初期症状として不眠があるという報告もあります。睡眠計測によりメンタル不調の予兆を把握できる可能性は少なくありません。
また、治療後の復帰のタイミングを判定するうえでも正確な睡眠計測は有効な手段となり得ます。
睡眠は、脳の活動(脳波)を計ることで科学的・定量的に評価できます。
現在、さまざまな睡眠を計る機器が世の中には存在します。
しかし、その多くは医療機器に認証されていません。
また、体の動きから睡眠を間接的に予測するなど、不眠を正確に把握する目的には適さない製品がほとんどです。
一方で、医療で用いられている睡眠の精密検査は、不眠を科学的・定量的に計測できるとしても、大がかりな装置と入院検査が必要で、ストレスチェックという観点から見れば、現実的とは言えません。
「スリープスコープ」による計測は医療機器として認証され、不眠を科学的かつ定量的に、そして「簡単」に計測できる睡眠検査です。
計測だけではなく、不眠状態の把握により必要に応じて、アドバイスやカウンセリングを専門機関から提供することも可能です。
私たちスリープウェルは健康な組織づくりに貢献できると確信しています。
小型睡眠脳波計「スリープスコープ」は、レンタルにて導入できます。
高齢者でも自分で操作が可能なほど装着も測定も簡単。特別な講習やトレーニングの必要もなく、受診者が自宅に持ち帰り、日常状態の睡眠計測ができます。
使用方法は、「youtube」でもご確認いただけます。
計測データを会社の保健室のPCなどから、クラウドサーバーにアップロードすると、結果がPDFで作成されます。
Q:睡眠の質はなぜ脳波でわかるのですか?
A:睡眠は、脳活動が低下した状態と定義されています。脳の活動は、神経細胞の電気的活動すなわち脳波を測ることで分かります。睡眠中の脳は異なる特徴をもつ状態(REM睡眠、nonREM睡眠)を周期的に繰り返しており、臨床現場では、脳波をもとに睡眠の質を評価しています。
Q:睡眠障害や不眠症にはどのような種類がありますか?
A:国際分類によると、睡眠障害は8つに大別されています。(1)不眠症、(2)睡眠関連呼吸障害群、(3)中枢性過眠症群、(4)概日リズム睡眠障害群、(5)睡眠時随伴症群、(6)睡眠関連運動障害群(7)弧発性の諸症状、(8)その他の睡眠障害。 最近注目を集めている睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が停止するために、深い睡眠を取ることができず、その結果として日中に強い眠気が現れる病気です。 不眠症には、4つに大別されています。(1)入眠障害(寝つきが悪い)、(2)熟眠障害(熟眠感が得られない、深く寝た気がしない)、(3)中途覚醒(夜中に頻繁に目を覚ます)、(4)早朝覚醒(起床したい時間よりも2時間以上前に目をさまし、再入眠できない)
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